宇宙竜世紀0007年
地球圏から太陽系全域のラグランジュポイントへと
その生活範囲を拡大させた人類は、その惑星資源の利権を巡り
戦争状態へと突入していた
太陽に最も近く重水素資源を採取するプラントを持つ水星軌道コロニー「竜宮」
天然の太陽風で守られたその場所でも、幾多の国籍不明艦が
その周辺で観測されるようになっていた。
プラントを守るべく、水星政府は人型重武装戦機の導入を決定
後世「ワルキューレシリーズ」と呼ばれるようになった、天かける女神の誕生である。
SCEGGIOLK
「斧の時代」という通り名で知られるこの機体は
誇張無しで太陽のプロミネンスを切り裂き
眼前にある障害全てを粉砕する。
彼女はそのシリーズNoが07であることから
通称「レナ」と呼ばれ、長きに渡りこの地の守り神となった。